こんばんは!
シナリオ担当の呉です。


先日無事に発売されました「夏の色のノスタルジア」ですが、楽しんでもらえていますでしょうか。
リリース後に、企画シナリオという立場から振り返ると、この作品の狙いの一つは、
セックスをストーリーに絡めるというものでした。
事前の広報展開で濃厚なエロを謳っていたのも、そうした意図があってのことです。
たとえば、みさきルートとか。ネタバレになるので詳しくは言いませんが、
主人公とのセックスが彼女にとっては救いになるわけなんですね。
他のヒロインも、濃淡はあるにしろ、性愛が重要な位置を占めています。
そういう、18禁作品として、性愛をきちんと話に組み込んだ企画を一度やってみたいという
気持ちがあり、それで、今作の企画やストーリーを組み上げていきました。
それに、エデンなんて人目もない閉鎖された空間で、さんざんにセックスに耽るというのも、
なんかエロくていいですよね(笑


18禁作品といっても、官能描写とストーリーが全く分離しているのも、珍しくはないですし。
もちろん、それが悪いというわけでは全然ないですが。
ともあれ、たまには上述したようなような狙いで作品を作るのもいいだろうというのが、
企画者としての考えではありました。
そして、そんな意図に呼応してくれるように、絵もエロかった!(原画・CG班に感謝です)
2700#H4-1パイズリ
個人的にお気に入りの1枚。慈愛の表情が素敵です。


だから、前にこのブログかどこかで言いましたが、ブランド初期の作品とは
また目の付け所が違っているんですよね。
初期作品には、そういう視点はたぶん無かったように思います。(“何処あの”は多少そういう傾向がありましたが…)


…さて。
新作が発売されてまだ数日ではありますが、水面下では早くも新作が動き始めています。
公表はまだずーっと先ですので、詳細は明かせませんが、こそっとお伝えしますと、
次(次の呉企画、という意味です)もシリアス系です。
むしろ、頭に「ド」が付くシリアスです。
ただ、ノスタルジアが非常に内省的なお話だったので、次は趣向をがらっと変えて
(毎回前作と方向を逆転させるところが、僕の悪癖ではあるんですが…)
もっとずっと“動き”のあるストーリーになる予定です。
あ、あと、“◆”の段で書いたような、官能描写とストーリーは分離している系統の作品です。
まぁべつに悪いわけではないですからね。
ストーリーにあまり関係なくても、美少女と生殖活動に励みたいのは当たり前のことですし(^^)
とはいえ、今作で培った“濃厚なエロ”は次回作でもきっちり注力していきますので、
その点はご安心ください。
(大事なことなので色を変えました)
それでは、正式公開はまだずーっと先ですが、続報をお楽しみに!

ではまた再来週~。